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幼稚園のウサギ

2010年06月24日/ CoCo日記


6月13日、喜名幼稚園にてうさぎの飼い方についてのお話をしてきました。ウサギの好きな食べ物、食べてはいけない食べ物。とても怖がりだから優しく接してほしい事、などなど子供たちの目は真剣そのもので、しっかりとお話を聞いてくれました。日曜参観でもあったので、ご父兄も一緒に聞いていただきました。ご父兄には、「子供の心の成長に動物との触れ合いはとても良い影響があるということ。
そのためには動物が健康で気持ち良く生活していなければならないこと。お休みの日のお世話など、できる範囲でのボランティアはいかがでしょうか」と提案してきました。
喜名幼稚園は先生方が熱心です。去年は飼育舎の床をPTA発案で土からコンクリートに変えました。土だとウサギが穴を掘って中に隠れてしまい、しっかりと健康管理ができないのです。コンクリートにして子供達はお掃除が上手になり、ウサギ達は運動するときは芝生の運動場で走り回る、といった良い環境になりました。しかしその参観日の2日後、小さいウサギが大きいウサギに襲われて大けがをしてしまいました。病院で縫合処置をし、数日入院しました。幸いなことに大事には至らず、元気に幼稚園に帰っていきました。来週は名護の大北幼稚園でもお話をする予定です。
このふれあい教室、どんどん輪が広がるよう頑張っていきたいです。
  

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家族想い

2010年06月05日/ CoCo日記


ボロボロのロットワイラーとFさんが出会ったのは約9年前の出来事でした。誰か飼い主が探しているかもしれないと保護したFさんでしたが、待てども待てども飼い主は現れず、おまけに妊娠していたため、出産して、たくさんの子イヌのもらい手も探して・・・・。でも飼い主は現れず。とうとうFさんはナナミと名付けてこの子を飼うことにしたそうです。
当初は血気盛んで歩いている猫にも噛みついたというナナミちゃんでしたが、今は年を重ね、足腰も弱り、歩けなくなってしまいました。Fさんは仕事のお昼時間にも家に帰り、献身的にナナミちゃんのお世話をしています。大型犬が寝たきりになると必ず起こる問題点が「じょく創」です。同じ体勢が続くと下になっている皮膚が傷んでジクジクしたり破れたりしてしまいます。ナナミちゃんも残念なことに胸にじょく創ができてしまいました。その治療でお家に往診に行ったときに聞いたお話がとても心に残りました。
まだナナミちゃんがとても元気な頃、夜中にものすごく吠えまくり、尋常ではない様子にFさんが見に行ったところ、玄関先に酔っぱらった腕が刺青だらけの男性がいたそうです。ナナミちゃんはその男性に吠えていたのです。道を聞かれ、答えはしましたが家には女性だけ。Fさんはとても恐怖心を感じていました。玄関の扉を閉め、中から外の様子をうかがっていたところ、ナナミちゃんはいっこうに吠えることを止める様子はなかったそうです。朝方、ナナミちゃんの顔を見てFさんはビックリしたそうです。顔中、石を投げられてぶつけられた痣だらけだったのです。ものすごい至近距離から投げられていたと思われる石にひるむことなく、家を守るために吠え続けていたナナミちゃん。
今は穏やかに眠るナナミちゃんの様子からはそんな激しさは感じられませんでしたが、家族を想う気持ちは今も変わらないことでしょう。
  

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